ゆったり9号機の前回記事はこちら
引き続き9号機のご報告...
ホーン部の加工は終了しましたから、次はホーンを格納する筐体部分。
要は、塩ビ管に入れてしまえ、というワケです^^
まずはキャップの加工。
サイズからしてVU150用の材料を奢ります...
ううむ、ゆったり8号機より一回り大型のリングダクト・スピーカー製作に使おうと思っていた材料だけど...
・VU150用キャップ 約900円/個(4個使用)
・VU150用パイプ 約1,000円程度か
・スピーカー端子 756円(2007年09月現在)
ううむ、想定外の材料費ですねぇ^^(在庫だけど)
ま、それでもユニット代がありませんので安いといえば安いですが...
この塩ビ・キャップへの穴あけ加工に役立つのは、自由錐【じゆうきり】。
写真のような工具ですが、これをドリルまたはボール盤にセットして回転させて使うもので、写真のものは40mm~120mmまでの穴を開けることができます。
サイズについてはもっと大型のものも存在しますが、大きくなればなるほど剥き出しの刃の回転半径が大きくなり危ない道具...であります^^
(回転半径を覆うカバー(防塵目的かな)も売られているものがあります)
写真は薄板用で、押し切りしていくような感じですが、厚板用は溝を掘るように削っていきます。材質によって刃の形状など違いますね。
キャップの後ろ側にホーンをはめてみたところ。
ここで接着するためにホットボンドを利用しようとしたのですが、一気に広いエリアを接着するのには不向きですねぇ。熱い状態でないと接着できず、ぐる~りと塗って貼り付け用としたら既に最初の方は冷えている....みたいな感じです。
強力な接着力は確認できたのですが...
で、強引に使っていたら壊してしまいました(涙)
(別途ご報告予定...修理できるかなぁ)
ということで、ここはエポキシ接着剤で取り付けることにし、さらに塩ビパイプを後ろ側から密着させることで、安定した固定を行います。
これを塩ビのパイプに入れ、開口部と反対側にもキャップをして内部を密閉化し、スピーカー端子の取り付けと内部配線を施し....完成!
ホーンが赤い、とても鮮烈な印象を与えますねぇ。
隣にあるリングダクト・スピーカー ゆったり8号機(RD-801)より一回り大きいです。
覗き込むとヘッドフォンユニットが見えます。
実際の長さ以上に奥行きを感じますね(感覚って不思議)。
フロントにホーン形状を持つスピーカーには、JBLの製品群をよく目にします。
特にボーカルでは、ホーンならではの効果を感じる、などと聞きます。
老舗JBLが一環して採用しているのにも、そういった利点があるのでしょう。
さていよいよゆったり9号機の試聴です。
ポップな大塚 愛のベスト版から“さくらんぼ”を流してみます。まぁ元気になる曲ですね。
ゆったり8号機につないでいたボリュームでは、さすがにヘッドフォン用というべきか、小さな音が鳴っています。能率はとても低いようです...
そこで、ユニットが壊れないかなぁと恐る恐るボリュームを上げてみると、
おおっ! ヘッドフォン用でこんな音がでるの?
と少々感動!
繊細な音の表現ができてますね、なるほど....馬鹿にできませんね、コレ。
音量もそれなりありますよ。
これ以上どこまで上げることができるか....怖くて出来ません...
けど、室内で聞くには十分な音量を確保できますよ!
(スピーカーの向きの調整は必要ですけど)
ただし低音はスカスカです。
ユニットがそもそも非力であることもありますが、別の理由もあります。
音の速さは約340m/秒です。
ですので、1Hz【ヘルツ】の音の長さは340mとなり、10Hzの音で長さは34mですね。
重低音とはいかないまでも、ポップスやロック等で低音と感じる100Hz前後の音でも長さが約3.4mにもなります。
1Kz(1000Hz)まで高くなれば、長さが34cmとなりますね。
ホーンは、ユニット前の空気を囲い込み振動を与える空気量を確保する要素がありますから、低音で効果を得ようとすればそれだけ長いホーンが必要となります。
100Hzでもざっと3.4mのホーンが必要になる...といえるのですから、まぁ低音に効果を求めるのはそもそも家庭用では不可能...といえます。
でも、今回の9号機はホーン長約30cmから計算しますと、1133Hz位より高い周波数においては効果を上げているように思われます。
参考までに時報のプ・プ・プ・プーンの音。
プ・プ・プの低い音で440Hz、プーンの高い音で880Hzとされていますから、それより高い周波数からのホーン効果、ということになりますね。
(まぁ他にも要因があると思いますので参考程度で)
またホーン形状ですから、先述のように指向性が強くあります。
自分の方向に向ける、向けないでは全然違います。
特筆すべきは音像。
音像はとても小さく、くっきり浮かび上がります。ユニットが小さいことが好影響を与えているようです。
では、職場スタッフに聴いてもらいました。
その感想から・・・
□最上級上司
今回のヘッドフォン・フロントロードホーンスピーカーについて、作ってみりぃ?という雰囲気を作った御仁、その評価は?
「おっ、面白い!」
「以前作ったのは、もっとシャリシャリ音やった記憶があるけど、ふ~ん...」
「侮れん侮れん...」
□ゆったり人1号
「すっげぇ~」
「しかし、よ~作るね」
□ゆったり人2号
「いつも聞こえない音がします...」
これについては、よほど変なコンポで聴いてるんでないかい?と思ったのですが、いやいや高域においてはかなり繊細な音が出ています。
ゆったり人2号の感想は正しいかも。
といったところで、ゆったり9号機でした。
(いつか周波数特性・測定してみるかもしれません...)
(2007年09月中旬撮影)
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ゆっき~ 2007年09月13日(木)20時28分 編集・削除
自由錐【じゆうきり】・・・初めて見ました(笑)新作スピーカーとても綺麗なできですね!もしかしてこれまでのゆったりスピーカー倉庫でもあるのでしょうか???ポチ~