使い捨ての時代ですよね~
写るんですも、使いきりカメラとしてヒットしまして、観光地でも気軽に購入できるメリットが消費者に受けてました。
ま、現像時に主要部品は再利用されていますから、まぁ使い捨てとはいってもある意味そうではありませんが....
しかし最近の電子部品はかなり使い捨ての傾向...
故障してメーカー送りになったものも、大抵は基盤交換とかになっていますでしょ。
さらに場合によっては、筐体を開ける作業すらせず全くの新品との交換、というところまでありますからね。
悪い部品を探して交換するより、基盤ごと交換した方が人件費も安いからコストダウンになる、ということでしょう。
ま、それに今の基盤は、小さな部品をみっちり詰め込んでありますし、容易にハンダを剥がして部品を交換する、というのも出来ない状況ではありますが....
確かに、技術が進歩してナノテク時代といわれる電子部品はそうかもねと思いますが、しかし時計の世界もそうなりつつあります。
それも機械式時計...
自動巻時計(オートマチックとも呼ばれる)や手巻き時計ですが、オーバーホールをして大事に使うというイメージがありますね、どうでしょうか?
自動巻時計はゼンマイの力を駆動力に時を刻むもので、バックスケルトン等から内部のムーブメントが見える時計では、その精巧な作りと正確な動きが目を愉しませてくれます。
電池交換はないけど、経年劣化で潤滑油が古くなるなどオーバーホールをしないと精度が保てないばかりか、潤滑油の性能低下や油切れで部品に不要な力がかかってしまい変形の恐れもありますよ、と言われてきました。
(とはいえ大抵はそもそも日差10秒というレベルでの誤差は出るのですが...)
以前持っていた時計は、宝飾系メーカーながら古くから時計にも取り組んでいたメージャーブランド(きっと分かる方は多い^^、写真の時計とは違います)
そんなの中古でしか買えませんが、それなりに良いムーブメントだろうという標準価格の時計です。
で、中古でしばらく使った後に、ムーブメントは大事にしなきゃね、とオーバーホールに出しました。
オーバーホールに3~5万円ほどかかる世界で、それだけで電波時計がくるじゃん!とか思う状況ですが、ムーブメントが取り返しのつかないダメージを受けては大変という強迫観念に迫られるシーンです^^
ま、今回は比較的安いオーバーホール料金で済むみたいなので、お願いしたのですね。
で、2週間ほどして帰ってきたそこには、オーバーホールではなく、ムーブメント交換という事実...
交換しなければならないほど痛んでいたのではなくて、原則ムーブメント交換。
そんな時代なんですね~
数ある時計メーカーにあって、自社でムーブメントまで製造しているところは稀です。
雲上ブランドとか、特徴的なムーブメントを保有しているとか...数えるほどしかありません。
ならばと、ちゃんとムーブメントの供給会社がありまして、スイスのETA(スウォッチもこのグループ)という大時計グループが作る汎用ムーブメントを採用しているものをかなり見ることができます。
(廉価機械式時計には中国製ムーブメントもあります)
大量生産ですから、1個当たりの金額もかなりお安いみたいで、今回のように3万円の料金でも交換した方がお安いということでしょう。
ムーブメントもメーカー卸価格はモデルによっては千円前後からあるのではないでしょうか。それなりのムーブメントとなれば数千円~はしているでしょうけど。
また、供給ムーブメントもかなり多様化して、時計メーカーに合わせて作っている例もあるみたいですね。
まぁ自動車でいえば、エンジンの供給を受けて車を作っているようなイメージですね。
さて...疑問...
交換されたムーブメントは、また調整されて出荷されていくのでしょうか?
それとも、オーバーホールするぐらいなら新規組み立ての方がバラバラにする手間がない分安いから、やっぱり捨ててしまわれるのでしょうか?
もし、後者であれば狂うほどまで大事に使った方が結果的に有効利用ですね。
大事にしようと思って数年でオーバーホールに出したら交換されてお役御免、で、新品が収まって帰ってくるんですから...
もちろん全ての時計がそうではありませんので、安易にオーバーホールは壊れるまでしない、なんて思ってはダメですよ~^^(責任は負いかねます)
今回は私の時計オーバーホールの一例をご紹介でした。
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nodoka 2007年08月23日(木)19時37分 編集・削除
軽くなって、小さくなって、便利になって、修理が不便
故障したら、基盤ごと交換?
「今の機械は、マイコン使ってますから」と言われれば、なんだか納得してしまう。
技術屋さんを育てる手間もショートカットなのかな?
私事ですが、思い出しました。
今年の春のことです。
木製のテレビ(あの家具のような)を大切に保存していたおばあちゃんから受け継いだ息子さん、あまりに綺麗に置いてあったので捨てるには忍びなく、メーカーさんに持ち込んで、「メーカーの威信に掛けて直してみてください」と迫ったそうです。
若い技術屋さんは、見たことも無い部品がいっぱい詰まってるのでお手上げ状態です。
そのテレビを見て会社の上層部の方々が、懐かしいなぁーと集まって来られたそうです。
そして、仕事が終わってから誰ともなく修理が始まったそうです。
とても楽しそうに・・・
部品の調達にもかなり駆けずり回りながらも、1ケ月近くの時間を費やし、とうとう場面は映り、音声もしっかりとでました。
そして、意気揚々とお客さんの所に持参、「修理代」はと聞かれて、見当も付かない???
みんなで、テレビをつけながらの宴会が始まりました。
今の仕事は味気ないよな~
いやいや、使用者は故障=買い替え?が心をよぎり、ドキドキするのです。
極めて個人的な話で失礼しました。